アップスタイルの基本の土台、抱き合わせのやり方・画像

 

 

アップスタイルにおいて土台とはヘアスタイルの核となる部分になります。

自分の作りたいヘアスタイルに対し、土台の選択が間違っているとスタイル作りに時間も掛かってしまうし、完成したスタイルのバランスも悪くなってしまいます。

 

この記事では、数ある土台の中でも基本的な土台の「抱き合わせ」のやり方を解説していきます。

 

余談ですが、僕はアシスタント時代この抱き合わせの練習がとても好きでした。

やりはじめた当時、ヘアセットについてよくわかっておらず、いまどきのアレンジを見ても特に「すごい」とか「やりたい」とか思う事はありませんでした。

(この考えは後々崩壊しますが・・・)

 

こういった髪の毛をピンだけで綺麗にまとめ込むような”純粋な技術”にとても惹かれ、

仕上がりは地味だけどやっている事はなんかすごいよな~といった技術的な練習のばかりしていました。

 

この抱き合わせ技術をどこに使うかもわからず、ひたすら上げる練習をしてたのはいい思い出です・・・笑

 

でもこの当時やっていた事は、今現在でも役に立っているのでやっておいてよかったと本当に思っています!

 

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抱き合わせとは?

抱き合わせ完成イメージ

アップスタイルを作る時に後ろの毛を綺麗にしまい込む土台の事です。

かぶせ系のスタイルや夜会巻き、和髪を作る時によく使います。

 

難しそうなイメージがあると思いますが、僕はゴムを結ぶ事より先に抱き合わせを覚えました。

なのでヘアセット初心者でも簡単に出来ますし、慣れたら3分も掛からないような作業です。

 

ちなみにこの“毛先をしまいながら上げる”という技術は、銀座エリアでよく使われている技術です。

僕もたまに他の方の講習やヘア動画など見て勉強しますが、けっこう毛先を出して上げていく方の方が多い気がします。

 

この毛先をしまい込む技術は、髪が長い方ほど効率的にまとめられるので、髪が長いホステスのお客様が多い銀座エリアで培われてきた技術なんだと思います。

 

抱き合わせを覚えるメリット

抱き合わせは出来るととても便利なのですが、仮に出来なかったとしてもアップが出来ないわけでもありません。

ただ、使った方がスタイルによっては無駄がなくスムーズに作る事が出来ます。

 

例えばこの土台、

抱き合わせ毛先出し

この土台は抱き合わせに似ているのですが、抱き合わせと違うのは毛先を全て出して留めている点です。

 

この土台はボリュームを出したい場合には毛を全部使えるので華やかに仕上がるのですが、

逆に髪の毛をまとめていきたい場合だと、出した毛先をさらにピンで留める事になる為、仕上がりの結果は同じでもピンの本数も多くなりますし効率的ではないですよね。

 

そのほか要望されたスタイルに対して毛量が多すぎる場合も、必要とあれば抱き合わせで毛束をしまう事が出来ると、

後々処理する毛束が少なくなる為、手抜きではない時短が出来てピンの本数も少なく崩れにくいスタイルを作ることが出来ます。

 

このように、出来ないよりは出来た方がスタイル作りで選択肢が広がり、クオリティや効率アップにも繋がります。

 

抱き合わせの手順

前置きが長くなりましたがここから手順について解説していきますね。

抱き合わせ手順1

抱き合わせの手順を解説しています。

しまいたいと思う量だけ残し、あとは作業の邪魔にならないよう上にどけておきます。

 

抱き合わせの手順を解説しています。

写真のように、三角ベースで真ん中を分け取ります。

 

この時、毛量の多さで分け取る量を変えます。

毛量が多い場合は三角ベースを多めに、少ない場合は気持ち少なめにとります。

 

抱き合わせの手順を解説しています。

分け取った毛束を、右斜め下に梳かし逆毛を軽く入れます。

 

抱き合わせの手順を解説しています。

逆毛を立てた毛束を写真のように左手で持ちます。

 

抱き合わせの手順を解説しています。

左手の親指と人差指で挟んでいる部分を右手の親指と人差し指に”上”から持ちかえます。

 

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抱き合わせの手順を解説しています。

すると、三角ベースの部分にスペースが出来るので、そこに毛束を畳みしまいこみます。

 

抱き合わせの手順を解説しています。

しまい込んだ状態です。

 

抱き合わせの手順を解説しています。

しまい込んだら、写真の印がついている部分にピンを打てば固定できます。
これで抱き合わせの中心の部分が出来ました。

抱き合わせ手順2

抱き合わせ手順2の解説をしています。

残った毛束を真ん中で割り、軽く逆毛を立てて毛束をまとめやすくします。

※毛束をしまいたいだけの場合、慣れたら逆毛は立てなくても大丈夫です。

 

抱き合わせ手順2の解説をしています。

左側の毛束を右側に向かって梳かし・・・

 

抱き合わせ手順2の解説をしています。

”上”から右手の人差指と中指でチョキを作って毛束を挟みます。

※この時、慣れるまで体制がきついと思いますが、”中指が自分側”に来るように挟みましょう。

 

抱き合わせ手順2の解説をしています。

挟んだら毛束を丸めて畳み、最初の三角ベースの上にピンで留めます。

 

抱き合わせ手順2の解説をしています。

写真の印を付けた所にピンを打ちます。

上側に一本、と下側はネープがたるみやすいので平止めで一本~2本打ちます。

※写真ではウィッグの毛量がかなり多い為、2本打っています。

抱き合わせ手順3

最後に右側を留めていきますが、基本的には左側と同じです。

※毛束の持ち方が少々変わるくらいです。

抱き合わせ手順3の解説をしています。

残った右側の毛束を左側に梳かし、親指と人差指で毛束を挟みます。

 

抱き合わせ手順3の解説をしています。

左側の時のように毛束を丸めて畳みながら、ネープがたるまないようしっかり引き上げながら留めていきます。

※左側の時はネープに平打ちでピンを留める事が出来ましたが、右側は表面に来る側なので、よりたるまないよう丁寧にあげていきましょう。

 

抱き合わせ手順3の解説をしています。

毛束を畳みこみ抑えている状態をキープしながら、印が付いている部分に隠しピンを打っていきます。

まずは上側に一本、次に真ん中、最後にネープ側に一本打てば抱き合わせの完成です。

 

動画で見る

こちらの動画は等倍速です。

かなりゆっくりめに上げていますが、3分も掛からない程度で終わります。

最後の隠しピンを動画では入れていませんが、実践では最低1本は入れた方がいいです。

 

抱き合わせまとめ

いかがでしたでしょうか?

慣れるまでは難しいと思いますが、練習しているうちにすぐに出来るようになると思います。

最初練習する時は、ホットカーラーなどでカールをつけておくと毛先の巻き込みがやりやすく感覚を掴みやすいです。

慣れてきたら、ゼロベースの状態で練習しましょう!

実践で抱き合わせをする場合は、ゼロベースで使う事がほとんどなので、より実践的な練習になります。

 

最初はミディアムくらいの長さから練習していき、徐々に髪の長さを長くしていきます。

ロングくらいまでは慣れたら比較的簡単に上がりますが、スーパーロングはかなり難しいと思いますので無理に練習しなくてもいいかなという所です。

着物のお客様を今後担当していきたいという場合には本腰を入れて身につけておく事をおススメしますよ!

 

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