お着物に合う髪型の紹介です。
前回の夜会ベースのスタイルとはシルエットや雰囲気が全く異なるシニヨンベースのスタイルとなっています。
前回のスタイルはコチラ→上品な夜会風ヘアスタイル
こんな場面に
- 結婚式
- パーティー
- 成人式 …など
ヘアスタイルのイメージ
上めのスタイルよりも落ち着いた印象が強くなります。
一般的に髪型は重心を上に持っていけばいくほど若く、下にもっていけばいくほど老けた印象に見られがちですが、
デザインに動きをつけたり、飾りをつける事によっても印象を変えられます。
このスタイルは表面に少し動きをつけていますが、スタイルのシルエットやバランス自体はわりと昔の和髪に近いので、ハマりすぎると落ち着きすぎてしまうかもしれません。
年齢よりも大人っぽい雰囲気に持っていきたい方はこういった下に重心のあるスタイルを選ぶとちょうどいいですね。
また、
「このスタイルに挑戦してみたいけど老けて見られるのが嫌だな〜」
という方は、着物や小物に華やかなものを選んだり 前髪の部分でバランスをとると雰囲気がかわって可愛らしい印象にすることもできます。
必要な髪の長さ・毛量
このスタイルをオーダーするのに最適な長さはミディアム〜ロング以上です。
下の部分に梳き毛を使っているので、結んだ時にある程度の長さが必要になります。
また、トップを短くカットされてる場合だと上から被せていく毛の長さが足りなくなる場合があります。
前髪部分は上げたい場合はある程度の長さが必要ですが、流したい場合はお好きな長さで大丈夫です。
毛量は作りたい大きさによりますが普通以上あるのが最適です。
スタイルの作り方紹介
ここからはこのスタイルの作り方の紹介です。参考程度にご覧ください。
アレンジのポイント
ベースはホットカーラーの38mmでざっくりとクセ付けしています。
構成自体はとてもシンプルに出来ています。
1,髪の毛を上と下に分け、下を結んでゴムで結びます。
2,結んだ所に梳き毛を置き、ピンで固定していきます。
3,下の毛を梳き毛が隠れるように丸めて留めていきますが、この時全ての梳き毛が隠せなくても大丈夫です。(下半分程度梳き毛が隠れてれば大丈夫です。)
4,あとは両サイドをピンで留め、トップを逆毛を立てて被せていきます。
この時の上の毛が下のシニヨン部分に被ってくるので、梳き毛が自然と隠れていきます。(髪の毛が長ければ長いほど隠しやすいです)
このスタイルのシニヨン部分の作り方はちゃんとしたシニヨンの作り方ではないのですが、シニヨンの表面に動きを出す場合は表面部分のシニヨンを綺麗に作りすぎても上から被ってきた毛で結局全て見えなくなってしまうので、僕はこのやり方で作ることが多いです。
※アレンジで使用している簪は華工房様からご提供頂いたものです。
まとめ
大人っぽくしたい時には下めのスタイルに是非挑戦してみてくださいね。
落ち着きすぎるのが嫌な方は飾りや小物などでバランスをとってみましょう!
下めスタイルをする時の注意点として、
襟が詰まりすぎているとシニヨン部分が襟に当たって崩れやすくなる+バランスが悪く見える
ので、着つける際には襟をある程度抜いてもらう事をおすすめします。