今回は、僕が今までヘアセットしてきて感じた

髪質によって変わる、ヘアセットのやりやすさの違い

についてお話していきます。

 

今までいろいろな年代の方、いろんな髪質の方のヘアセットをさせていただいたので、

その経験の中から「こんな髪質の方はこうするとアレンジしやすくなる」というアドバイスも解説できたらと思います。

 

ご自分でセルフアレンジしてみたい方なども一部参考にしていただくと仕上がりがかなり変わってくると思います^^

 

 

お客様の中には様々な髪質の方がおり、

「誰がセットしてもやりやすく綺麗に仕上がる髪質の方」

と反対に、

「誰がセットしてもうまく髪型が決まらない髪質の方」

がいます。

 

そうなってしまう原因の一つとして、その人の髪質の特殊さ、難しさが原因にあります。

 

今まで美容室でヘアセットをしてもらって失敗を経験した事がない方は、髪質がかなり扱いやすい場合が多いです。

僕も経験ありますが、やりやすい髪質の方をセットする場合、自分の技術力以上のハイクオリティーで仕上がる事がほとんどです。

 

そんな方の場合は仮に担当した美容師さんがセットがあまり得意ではなかったとしても、それなりに満足できる仕上がりになりやすいです。

 

では、髪質が難しい人はどうなるのか。結果は、やりやすい場合とは全く逆です。

「どこの美容室へいっても満足に仕上がらない」といった事につながりやすくなります。

 

そういった事を防ぐためにも、ご自身の髪質がどんなものなのか深く理解しておくことがとても大切です。

 

 

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ヘアセットしやすい髪質としにくい髪質とは

 

まず、この記事でいう髪質の良し悪しは、

あくまでもヘアセットをする上で扱いやすい髪、扱いにくい髪についてをさしています。

(カットの仕方や髪の硬さ・毛量など総合)

 

ヘアセットする上で、髪の毛が痛んでいるとか痛んでいないとかはあまり関係ありません。

 

ヘアセットしやすい髪質の特徴

  • 毛量が自然な(梳きすぎていない)状態で多すぎない事
  • 髪に適度に艶がある
  • 癖が少ない(特に根元)
  • 髪の太さは普通程度でハリやコシが適度にある

 

順に解説していきます。

 

 

・毛量が自然な(梳きすぎていない)状態で多すぎない事

 

まず毛量は普通より少し多い程度が理想です。

髪の毛をあまり梳いていないと、なおさらやりやすくなってきます。

 

作るデザインにもよりますが、髪の毛がスカスカに梳かれていると細かなパサつきがでやすく、毛先もヒョロヒョロで動きが出にくくなります。

 

“梳く”事に関しては、実は髪の毛を切った美容師さんのカット技術でかなり変わってきます。

例外として、上手な方にカットしてもらった場合は梳いているのがわからないくらい自然です。

その場合、梳き具合はセットに影響しにくいです。

 

 

・髪に適度に艶がある事

 

髪の毛に艶がある方はスタイリング剤でコントロールしなくても自然に艶が出てくるため、仕上がりがよくなります。

 

 

・癖が少ない(特に根元)

 

中間や毛先は直しやすいですが、根元の癖はとても厄介です。

癖がある事により、引き出した時の動きがコントロールしにくくなります。

 

セットの際には必ず見るポイントで、根元がうねっていたらブローもしくはストレートで必ず矯正してから施術します。

 

 

・髪の太さは普通程度でハリやコシが適度にある

 

ハリやコシは強すぎると髪の毛の跳ね返りが強いので適度にあるのが理想です。

髪の硬さなどは作るスタイルによっても変わってきますが、やはり総合すると普通程度がどんなスタイルにも適していると思います。

 

ヘアセットしにくい髪質の特徴

ヘアセットがしにくい髪質は簡単にいうと、極端な特徴がある場合がほとんどです。

 

  • 髪の毛が硬すぎるor柔らかすぎる
  • 毛量が多すぎるor少なすぎる
  • 癖が強すぎる

など、極端な特徴がある方はスタイルによっては少々難しい髪質になります。

 

その中でも『髪が細く、柔らかく、量が少ない』の3つが揃っている方は本当に難しいです。

 

まとめると、全てが普通程度の髪質の方がやりやすい場合が多く、

いずれかが極端に足りない部分があるとやりにくいといった事になります。

 

そして、希望されるスタイルと照らし合わせてさらに難易度は変わっていきます。

 

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髪質に合わせたベースの作り方

ここからはご自身の髪質の特徴を理解しながらスタイリングしやすい土台(ベース)の作り方を解説します。

 

もちろん希望のスタイルによってベースの作り方は変わってきますが、簡単なまとめスタイルを作る時(例:下めのシニヨンスタイル・夜会スタイルetc.)でもベースを作るか作らないかでやりやすさが大きく変わってきます。

セルフでアレンジがうまくいかないときでも、少しベースを意識してみるだけで、スタイリングがうまくできるようになることも多いです。

 

特に最近のアレンジはとても簡単な工程が多いです。

 

素人の方と美容師のセットの違いはベース(土台)をしっかりと作っているかどうかの差が大きいです。

よく言われる「簡単そうにやっているけど自分でやるとできない」というのはまさにこれです。

ベースがあるから、簡単にやってもうまく出来るのです。

 

前置きが長くなってしまいましたが、以下で『髪質に合わせたベースの作り方』について解説していきます。

全ての髪質を書くのは難しいので、ざっくりとした特徴での解説となります。

 

硬い髪質の方

特徴としては髪が太く硬く、これに合わせるように毛量もしっかり生えてる場合がほとんどです。

この場合、毛量を梳いて減らしている方が多いです。

 

梳いている毛が多く、髪が硬い場合はコテで巻くよりもホットカーラーでつけたカールの方がまとめやすくオススメです。

 

ホットカーラーを巻く事で全体にゆるくウェーブがつくので、硬い髪の毛も柔らかな質感へと変わります。

ホットカーラーを巻く際の注意として、この髪質の方は特にボリュームが出やすいため、トップは根元が立ち上がりすぎないようにざっくりとスライスをとって、毛先から巻いていくようにするとちょうど良く仕上がります。

 

巻いた後の髪は、しっとりまとまる系のスタイリング剤等を馴染ませておくとパサつきが抑えられ、艶も出てきます。

ルーズにアレンジしたい場合はカーラーを巻いた後、スタイリング剤をつける前に、必要な部分に波ウェーブを入れるなどすると綺麗に仕上がります。

 

柔らかい髪質の方

特徴としては髪が細めで、毛量は普通〜ちょっと少なめの方が多いです。

猫っ毛の方も多く、根元が立ち上がりにくく生えグセによってはトップが割れやすいです。

 

こういった毛質の方で極端に梳いているような方はほぼいないので、根元だけふんわり立ち上げられれば髪質としてはセットしやすいです。

毛質も柔らかいのでルーズアレンジなどの柔らかい質感のセットにとても適しています。

 

ベースの作り方としては、髪を洗った後のドライヤーの掛け方だけでも大分変わってきますので、その辺から注意していきます。

 

ドライヤーをかけるときは、なるべく根元を持ち上げながら、しっかりと根元に風を当てて起こすように乾かしていきます。

生えグセと反対側に乾かすのもうまくいきます。

トップは特に入念にやりましょう。

 

この作業のあと、根元の立ち上がりが悪ければホットカーラーをトップのみ巻いて、あとはコテで毛先だけカールをつける程度で大丈夫です。

 

くせ毛の方

くせ毛の程度によりますが、作りたいスタイルに合わせてベースを変えていきます。

 

ルーズなアレンジの場合はくせ毛を活かし、トップにアイロンを入れて波ウェーブ等を入れた後、毛先を軽く巻いてまとめるだけで簡単に決まりやすいです。

 

逆に、綺麗めにまとめたい時は少し大変になります。

クセが中間や毛先だけの場合は、デザインの表面にくる部分だけストレートアイロンなどで伸ばしてからまとめてしまいます。

根元にまでクセが強い場合は、なるべく根元の癖をしっかり伸ばすように表面だけでも丁寧にストレートにしていきます。

 

ですが、とても難しく時間もかかる作業なので特別な事情がなければくせ毛を活かしたアレンジするか、縮毛矯正をしてしまう方が早いかもしれません。

 

まとめ

僕たち美容師は、お客様それぞれの髪の特徴と希望するスタイルを見ながら必要な所に必要なベースを作っていきます。

それによって、仕上がりが格段に変わりますので、ベース作りはとても大事な工程です。

 

その一部でもアレンジに取り入れられれば、セルフアレンジも格段に綺麗に仕上がります。

 

これは余談ですが、「ご自身でもアレンジするよ〜」とおっしゃる方は、柔らかい髪質やくせ毛の方が多いです。

髪が柔らかいのでピンが止まりやすく、ルーズにアレンジするには丁度いいからだと思います。

 

逆に髪質硬めの方は、ご自身でアレンジするのが難しいという方が多いようです。

これはベース作りの重要度をそのまま表していて、簡単なベースでも仕上げやすい髪質、ちょっとベースに力を入れないと仕上げにくい髪質とも言えます。

ですから、今までセルフアレンジがうまくいかなかった方は一度ベースを見直してみるといいかもしれませんよ。

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

参考になりましたら幸いです。

 

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