こんにちは、ヘアセット専門美容師のRyoです。

あなたは普段どのサイズのアイロンを使っていますか?

仕事だったり、普段のヘアセットだったりいろんなシーンで使う道具ですが、なかなか自分が使うサイズ以外のアイロンでどんな巻きがつくのかって知らない場合も多いんじゃないでしょうか。

見比べて見るとおもしろい発見もあると思いますので、ぜひ見ていってくださいね。

 

この記事では、

・ヘアアイロンの太さによって変わるカールの大きさ

・巻き下ろした場合の状態

を写真で比較しながらお伝えしていきます。

 

もちろん巻き方によっては、カールの強弱やウェーブの出方は変わってしまいます。

今回はロッドの差のみに注目したいので、常に一定の巻きになるように意識して巻いていきます。

 

一般的によく使われる太さ〜普段は使わないような特殊な太さまで解説していくので、ヘアアイロンを購入予定だったり、ヘアデザインを考えている場合は参考にしてみてください。

 

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ヘアアイロン(コテ)の太さとカールの大きさ

 

画像を見て分かる通り、太いヘアアイロン(コテ)は螺旋が少なく、カールは大きい仕上がりに。

細いヘアアイロンになるにつれて螺旋は多く、カールは細かくなっていきます。

 

また写真では比較しやすいように髪の長さを揃えていますが、実際はヘアアイロンの太さで巻きあがりの長さが変わります。

 

  • 太めで巻く場合→元の髪の長さとあまり変わらない
  • 細めで巻く場合→元の髪の長さよりも短くなる

 

ヘアアイロン(コテ)の太さ別巻き下ろしイメージ

☆画像の見方☆

  1. 巻いたままの状態
  2. 手ぐしでちょっとほぐした状態
  3. ブラシで更にほぐした状態

 ※巻き方・スライスの取り方全て同じです。
 (スライスは細かめにとっています)

52mmカール

52mmヘアアイロンで巻いた場合のカールとほぐした状態

 

カールはかなり緩く、厚めのスライスではクセはほとんどつきません。

細かめに巻いてもかなり緩めの仕上がりになり、ほぐすことで自然なパーマ風の仕上がりになります。

スライスを細くとって巻かないと髪質によっては全くカールがつかない場合も。

 

僕自身、このサイズはイマイチ使い所がわからず出番はありません。

 

ロッドの直径が5cmあるので、写真で見るよりも実物は相当大きく感じます。

試しに購入してみましたが、あえて揃える必要はないですね。

 

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38mmカール

38mmヘアアイロンで巻いた場合のカールとほぐした状態

 

このサイズも緩めの仕上がりになります。

スライスを若干厚めに取ることで、52mmヘアアイロンで巻いたような仕上がりにする事も可能です。

 

髪の長さがロング以上ある場合には適していますが、ショート〜ミディアムの方は、ロッドが太いため巻き辛いです。

 

普通に巻くだけでもほぐした状態のようなゆるいカールが作れますが、カールがつきにくいかったり、とれやすい場合は、避けた方がいいサイズです。

 

 

32mmカール

32mmヘアアイロンで巻いた場合のカールとほぐした状態

 

普通の巻き下ろしでは一番よく使うサイズのアイロンです。

 

巻き方次第で、きつくも緩くもコントロールしやすいのが特徴。

操作に慣れれば、これ1本でいろんな巻き感を自由自在に作る事が出来ますね。

僕も普段のヘアセットの仕事ではこのサイズか25mmのアイロンが一番使うサイズですね。

ミディアム~ロングどちらでも巻きやすいので、最初はカールアイロン練習用に一本あるといいですね。

 

25mmカール

25mmヘアアイロンで巻いた場合のカールとほぐした状態

 

巻いた感じは、細かめなカールになります。

細かめカールが好きな方や、ボブスタイルの方の襟足付近を巻いたりするのに使えます。

 

ヘアアレンジのベース巻きとしても、アレンジしやすいしっかりしたカールがつけやすいです。

アレンジメインで使いたい場合は、32mmよりも使いやすいサイズ

 

また、カールがつきにくかったり、とれやすい場合にもオススメです。

このサイズで巻いておくと、巻きが取れかけても自然なカールが残ります。

 

巻く場合の長さは、ショート~ミディアムまでの長さに適しています。

18mmカール

18mmヘアアイロンで巻いた場合のカールとほぐした状態

 

このサイズからは相当カールが細かいので、普段使う事はほぼありません

髪質がとても柔らかくカールが取れやすい人に使えば、外国人風のくせ毛っぽいニュアンスが出せます。

 

また、アレンジの際に跳ねてしまった毛先を巻きなおしたりする時に使いやすく、メンズやベリーショートの女性にカールをつけたい場合にも使えます。

 

 

12mmカール

12mmヘアアイロンで巻いた場合のカールとほぐした状態

 

まるでベルサイユの薔薇に出てきそうなくらいのカールの細かさ。

バブリーなヘアスタイル(ソバージュ風など)や、昔のきつめウェーブ系スタイルを作る際のベースとして使ったりします。

髪がかなり短いメンズや、ベリーショートの女性にカールをつける際にも使えます。

 

 

7mmカール

7mmヘアアイロンで巻いた場合のカールとほぐした状態

 

普通に巻くとバネのようなカールに。

この細さで全頭巻くのは骨が折れます・・・。

 

12mmと同じく特殊系やメンズにも。

床屋でパンチパーマをかける際に、このくらいのアイロンを使っているのを見たことあります。

 

長さがあるとほぐした際に絡まりやすいので、ほぐす時は慎重に少しずつほぐしましょう。

 

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おわりに

僕の場合は、一番使わないサイズは52mmアイロン

太すぎてカールがほぼつかないので使いどころが本当にありません・・・。

 

細めの12mmや7mmの方が、細かいカールをちょこっとつけたり、部分使いもできます。

たまにバブリーなセットもしたりするので、意外と出番は多かったです。

セットを仕事にする場合は持っておいても良いサイズだと思います。

あとは細かい毛先のコントロールだったり、もみ上げなどの短い部分の後れ毛を巻いたりといった事にも使えます。

 

セルフ用として一番使いやすいサイズは32mm。

髪の長さがミディアム〜ロング以上あり、アイロン初心者の場合はこのサイズをお勧めします。

 

次いでショート〜ミディアムでしっかり巻きたい方、アレンジにも使いたい場合は25mmのサイズを選びましょう。

※ミディアムでもワンカールさせたいくらいでしたら、32mmを選んでおけば巻き髪とワンカールどちらにも対応出来ます。

 

他のサイズはどうしても自分がやりたいニュアンスが出ない場合に検討するくらいでいいかと思います。

細かいサイズのアイロンを使う事で、こんな感じの癖っ毛ウェーブのようなニュアンスのカール感を出すこともできます。
僕が直接教えるヘアセットコーチングにて様々なアイロンの扱い方、カールの巻きわけやコントロールの仕方なども教えていますので、興味がある方は是非一度お試しくださいね!

ヘアセットコーチング詳細はコチラ

 
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