基礎から学ぶヘアセット:ホットカーラー編②構成に合わせたカーラーの巻き方

 

こんにちは、おおかみです!

今回は、前回の”基礎から学ぶヘアセット”第一弾 ホットカーラー編の続きになります。

 

基本的なカーラーが身についてきたら、実際のスタイルに合わせてカーラーを選んで巻いていかなければなりません。

この記事では

スタイルに合わせた構成の考え方や巻き方

など理論的な事を解説していきます。

 

なおこの記事で解説するのは、主にアップスタイルにしたい場合の基本的な構成となります。

ダウンスタイルの場合はまた違った巻き方を使うことがあるので、あくまでもアップスタイルの構成を解説していきます。

 

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スタイルに合わせてホットカーラーを巻いていく

 

ホットカーラー編①で解説したような基本的な巻き方が身についてきたら、次は作りたいスタイルに合わせてカーラーを巻いていきましょう!

 

実践ではスピードも求められる事が多いので、作りたいスタイルに合わせて瞬時に構成を考える力も必要になってきます。

  • 綺麗に面を出したいのか・・・
  • カールの強さはどれくらい必要か・・・
  • ボリュームは出す・出さないのか・・・

など考えることは多量にありますが、身につけていく事でより効率よくセットができるようになっていきますよ!

 

基本の形(オールパーパス)

基本的な形はワインディングで言うオールパーパスに構成が近く、カーラーを全て巻き下ろすように巻いていきます。

様々なスタイルに対応可能な万能な巻き方で、基本はこの構成をベースに、カーラーの太さやステム(角度)を部分的に変えて微調整しながら巻いていきます。

 

実際のヘアセットでは、上半頭だけ巻いてセットする事も多いため、画像では上半頭と下半頭で構成を分けてみました。

上半頭だけ巻く場合は上半頭の画像を参考に、全頭巻きたい場合は上と下の構成を合わせて巻いてください。

カーラーの太さや本数は頭の大きさや髪の長さ、作りたいスタイルに合わせて変わってきます。

 

基本的なホットカーラーの巻き方・上半頭

全頭カーラーを巻いていく中では上半頭が重要な部分となり、さらにその中のカーラー第1線目の表面に当たる部分は特に重要になるので丁寧に巻いていきます。

 

ポイントですが、サイドのカーラーは画像のように少し斜めに収めておくほうがセットがしやすいです。

横向きや縦向きに収める事もありますが、その中間である斜めで巻いておく事で、ほとんどのスタイルにおいて作りやすい状態が作れます。

 

ですからカーラーの構成を深く理解するまでは、とりあえず斜めに収めて巻くのがオススメです。

 

 

基本的なホットカーラーの巻き方・下半頭

下半頭部分は、アップスタイルではゴムで結んだり仕舞い込んだりすることが多いので、上半頭に比べれば多少ざっくりでも問題ありません。

しかし毛先を使ったカールを出したいときは、毛先が折れてしまうと仕上がりが悪くなるため、毛先だけは折れないようにしっかりと巻いていきましょう!

 

アップ巻き

合わせの和髪や、襟足にボリュームを持たせつつ上げて仕上げたい場合に使う構成です。

上半頭付近→パーパス巻き、アップにしたい部分→上に向かって逆巻きで巻いていきます。

 

アップ巻き①

基本的なホットカーラーの巻き方・アップ巻き

ネープ部分(アップにしたい部分)は、下から上に巻き上げるように逆巻きで巻いていきます。

逆巻きだとやりにくいですが、しっかりとアップステムに巻くことで、下を大きく張らせたいスタイルが作りやすい状態になります。

 

画像は6本のカーラーで巻いていますが、毛量が少ない場合や髪が少し短い場合は、センター部分の髪をバックサイドに入れて4本で巻いてしまっても大丈夫です!

 

補足(前髪立ち上げ、流しを含む構成)

基本的なホットカーラーの巻き方・前髪立ち上げと流し

前髪を流したり立ち上げたりしたい場合は、前髪を流したい方向に1〜2本巻いたあと、作りたいスタイルに合わせて上記の構成で巻いていけばOKです。(画像は2本で立ち上げるように巻いています。)

 

基本的なホットカーラーの巻き方・前髪立ち上げと流し②

前髪巻き+上半頭を巻いた画像がこちら。

下の巻きは上述に書いた通り、スタイルに合わせて使い分けてください。

 

ちなみに前髪を含む構成はよく使ううえに、作りたい前髪で巻き方やスライスの取り方が微妙に変わってくるため、後日それに特化した記事を別に用意します。合わせて参考にしてみてくださいね!

 

基本的には上記の構成を覚えればとりあえず問題ありません。

慣れてきたら上の巻き方をベースに調整を加えていけば、大抵のスタイルには対応することができます!

 

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カールの強弱、立ち上がりを調整する方法

上の基本構成にプラスして、部分的に微調整するための考え方を解説していきます。

 

カーラーの太さ選別

出したいカールの強さに合わせてカーラーの大きさを変えていきます。

ゆるいカール→太め

強いカール→細め

と基本的にはカーラーを小さくするほど、細かくきついカールをつける事ができます。

 

パネルの厚さ

つけたいカールに合わせてスライスの形を変えたり、パネルの厚さを変えてカール感を調整していきます。

厚みを多く取ると毛量が多くなる分、カール(ウェーブ)は弱くつきます。

薄く取ると強くカールが出てきます。

(ただし、あまりに細かくスライスを取りすぎると、カーラーを外した際にピンの跡がつきやすくなるので注意しましょう!)

 

テンション掛け具合を調節

テンションの掛け具合によってもカールの出方は変わります。

例えばダウンスタイルなどの場合、あえて緩く巻く部分を混ぜる事で微妙なニュアンスのコントロールができます。

 

ステムを変える

パネルのステムを変えて巻く事で、根元の立ち上がり具合を調整する事ができます。

基本的な角度は、

  • オンステム(頭皮90度)
  • アップステム(より倒して巻く)
  • ダウンステム(パネルを寝かせる)

に分けられます。

アップステムにするほど根元の立ち上がりが付きやすく、ダウンステムにするほど根元の立ち上がりを抑えて巻く事ができます。

立ち上げたい所はアップステムに、根元の立ち上がりをつけたくない場合はダウンステムと使いわけることで、効率よくベースを作ることが可能になります。

 

<アップステム例>

基本的なホットカーラーの巻き方・アップステム

 

<ダウンステム例>

基本的なホットカーラーの巻き方・ダウンステム

 

カーラーは髪を流したい方向へ向ける

カーラーの向きは、基本的には流したい方向へ向けて巻いていきます。

後ろに持っていきたいのなら後ろに巻くのが通常です。

 

ここで紹介した基本的な形・構成以外で作りたい場合、この『流したい方向に向けて巻く法則』に従ってどう動かしたいのかを考えながら、1から構成を練ることも可能です。

応用として、生え癖や毛流に逆らうようにあえて逆側にテンションをかけて巻くことで、生え癖を緩和したり直すことができます。

 

基本的な構成と合わせて、必要な箇所だけ調節すると様々なスタイルに応用が効くと思います。

 

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スタイルと構成の具体例の解説

それでは実際に、僕のyoutubeなどで紹介している動画の中で、カーラーを使ってセットしたものを例に解説をしていきます。

構成を考える際の参考にしていただくとわかりやすいかと思います。

なお、カーラーの構成について100%の正解というものはありません。

 

同じスタイルを作る場合でも、人それぞれ髪の長さや髪質の違いでカーラーの太さや巻き方を変えることは多々あります。

その都度調整して変えていくことも大事ですので、あくまでも基本的な理論にのっての解説です。ご了承ください。

 

例1:大きな毛流れの夜会風アップ

カーラーセットの代表とも言えるデザインです。

このスタイルは、面構成に平面的な毛流れの動きを加えたデザインとなります。

カーラーの構成は、前髪流し&半頭パーパス巻となっています。

 

●スタイルで使った構成(巻き方)

このスタイルでは、

  • 根元を立ち上げる
  • 逆毛を立てやすくする
  • デザインに使うためのウェーブをつける

という3つの準備を行うために巻きます。

 

面と大きな毛流れで作っていくので、あまり強いカールは必要ありません。

このスタイルを作りたい場合に選ぶカーラーのサイズは、32mm or 38mmのものを選ぶのが妥当です。

それより小さいカーラーで巻いてしまうと、毛先にカールが強く出すぎるので、このような動きを出すセットにはあまり向きません。

 

ちなみに下の髪の毛は、抱き合わせで毛束を仕舞ってしまうので、実はカーラーは巻かなくても大丈夫だったりします。(まとめにくい場合は巻いてもOK)

 

前髪部分は右から左に掛けて大きく流したいので、サイズは38mmを使い、左から右に流れるように方向をつけるように巻いています。

 

例2:面構成のシンプルシニヨン

この場合は全て面構成で、あまり表面にデザインのないシンプルなアレンジです。

カーラーの構成は、全頭パーパスor半頭パーパス巻です。

 

●スタイルで使った構成(巻き方)

毛先は全て仕舞うのでベースがなくても出来なくはないですが、全体的な髪の毛のまとまり具合を考えると、大きめのカーラーでざっくりでも巻いておいた方が仕上げやすくなります。

このスタイルでは、

  • 根元を立ち上げる
  • 髪全体をまとめやすくする
  • 逆毛を立てやすくする

ために巻きます。

 

ウェーブや表面にデザインがあるスタイルとは違い、毛先を仕舞いこんで作るスタイルなので、毛先のカールはまとめやすくする程度でOK。

ですから、使うカーラーのサイズは38mmなど大き目のもので大丈夫です。

 

巻き方は全頭パーパス巻、もしくは半頭パーパス巻きで巻いていきます。

シニヨンを作るのに慣れていれば下のシニヨン部分は巻きなしで作ることで時短に。(心配な場合は巻いておくことで毛の処理がしやすくなるのでおススメです)

 

例3:襟足をボリュームを持たせつつ上げる合わせの和髪

こちらのスタイルは、合わせの和髪に毛束でデザインしたものです。

上にも下にもたっぷりとすき毛が入っているデザインで、より和髪の印象が強いスタイルです。

 

カーラーの構成としては、前髪立ち上げの上半頭パーパス巻、下はアップ巻きを使います。

このように下を大きく張らせるデザインの場合、アップ巻きをすることで作りやすさがかなり違ってくるので、ぜひ巻くことをおススメします。

 

●スタイルで使った構成(巻き方)

 

このスタイルでは、

  • 前髪を含む全体の根元を立ち上げる
  • 逆毛を立てやすくする
  • 髪全体をまとめやすくする
  • ネープをゆったりと大きめに張らせたい

という事を考えて巻きます。

 

全体的に面構成なので、使うカーラーは太めの38mmを使い、アップ巻きを使って巻いていきます。

バック部分を逆巻きしていくことで、ネープ部分に膨らみを持たせるための跡がつき、ネープにボリュームを持たせつつ綺麗に上げる作業がやりやすくなります。

前髪部分は流したい方向に巻くことで、形を作りやすくなります。

この場合は左流しなので、カーラーも左に向かって巻いています。

 

例4:カール構成のアップ

準備中

 

まとめ

以上、カーラーの構成について解説でした。

 

ベース作りというのは、髪を自分の作りたいスタイルに合わせて癖をつける役割が大きいです。

「こういう風に髪を動かしたいから、このやってカーラーを巻こう!」

と常に意識しておくことで、様々なスタイルに対応できるようになり、仕上げもやりやすくなってきます。

 

少し難しい部分もあったかと思いますが、アップを練習して上達していく過程で徐々に理解できてくると思います。

今難しいと思っても心配しないでくださいね!

 

とりあえず、「カーラーの構成とデザインは連動する」という事を頭の片隅にでも入れておき、何かスタイルを作る際にうまくいかなければ、ベースも見直してみるのもいいかと思います。

 

Next⇒基礎から学ぶヘアセット:ピニング①基本的なアメピンの留め方&基礎練習

 

 

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