逆毛で髪は痛む?正しい逆毛の仕組みを解説

 

こんにちは、都内でセット系美容師をしていますRyoです。

 

逆毛って髪がすごく痛むイメージが強く、セットの時に逆毛をたてられる事に嫌悪感を持つ人も多いと思います。

実際に僕が仕事をしている時も、逆毛NGなお客様はいらっしゃいます。

 

ただ、ヘアセットをする上では逆毛はとても大事な技術であり、時にはヘアセットのクオリティを大きく左右していきます。

なんとなくなイメージでついている「逆毛は悪い」いう印象を変えられたらと思い、今回逆毛について掘り下げて書いていきたいと思います。

 

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逆毛ってどんな技術?

逆毛ってどんな技術?

 

逆毛の一般的なイメージは

髪をわざと絡ませてボリュームを出す技術

という印象が強いんじゃないでしょうか?

 

確かに髪の毛をあえて絡ませてボリュームを出す認識で間違ってはいませんが、きちんとした技術としての逆毛は少し違います。

正確には、髪の毛を

“規則的に絡ませて積み上げていくもの”

です。

 

規則的に絡んでいるという事が大事であり、逆毛が上手な技術者が立てるほど、逆毛をたてた後のオフがとてもしやすいです。

 

髪結い系の業界では「逆毛をきちんと習得するだけでも3年はかかる」と言われており、それだけ綺麗な逆毛を立てることは、実は難しいです。

 

逆毛の用途は、

  • ボリュームを出す
  • 面を繋げる
  • カールを出す
  • 生えグセの矯正

といったことに使い、特に重要な技術となります。

 

 

逆毛を立てるとどれだけ痛むの?

逆毛で髪は痛む?正しい逆毛の仕組みを解説

 

逆毛を立てられたあと

「なかなかほどけなくて髪が切れた」

なんて事になるのも“逆毛はすごく痛む”というイメージの原因になっている気がします。

 

全く痛まないか?と言われれば答えはNOですが、正しく入れ、正しくオフすればダメージは最小限です。

アイロンの熱でも同じような事が言えますが、やはり髪の毛に何かする行為は“ダメージ0”とは言い難いです。

 

しかし、前の見出しでも言った通り、上手な技術者に立ててもらえばほどきやすく痛みも少ないです。

逆毛の強さや入れる量にもよりますが、髪の毛が規則的に積み上げるように逆毛を立てられているからです。

逆毛は入れた側の技術とほどき方によって痛み具合が変わってくると言っていいでしょう。

 

毎日セットする必要のある夜のお仕事の方だとまた話は変わってきますが、結婚式やパーティーで「その日だけヘアセットしてもらう」といったシーンでは施術後のケアをきちんと行えば、さほど気にする必要はありません。

 

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正しい逆毛とは?

では、正しい逆毛とはどんな逆毛なのか解説していきます。

「僕が立てた逆毛」と「素人の方に立ててもらった逆毛」を比較していきます。

 

逆毛の良い例、悪い例の比較

 

まず、画像左が僕が立てた逆毛です。

逆毛を立てた際に出るループ状の髪の毛が比較的綺麗に出ているかと思います。

逆毛の密度も根元〜中間に向かってグラデーションになっています。

 

そして、画像右の素人さんが立てた逆毛ですが、良い例と見比べてみると逆毛の入り方が一定ではないのに気づくかと思います。

逆毛の密度もぐちゃぐちゃです。

 

※今回の比較はわかりやすくするために、かなり極端な例で解説しているので、さすがに悪い例のような逆毛を立てるプロはいないと思いますから安心してくださいね。

正しい逆毛のほどき方

逆毛のほどき方についてです。

簡単な動画を作ってみましたので、ぜひ見てみてくださいね!

おわりに

 

いかがでしょうか?

実践ではスタイルによって必要最低限の逆毛しか立てないので、「逆毛」自体を嫌わないでくださいね!

 

・・・しかし逆毛はかなり難しい技術であるので、技術者によってかなりの差が出てくる部分であります。

美容室を予約する際は、事前にどういったスタイルが得意なのかなどをしっかり確認しておくといいでしょう。

 

どうしても逆毛が嫌な方はその旨を伝え、逆毛なしでできるスタイルも当然ありますので、美容師さんと相談するのが良いと思います。

 

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