カールアイロン「アイビル」と「クレイツ」の特徴&巻きやすさ比較

 

こんにちは、都内でセット系美容師をしていますRyoです。

 

今回は業務用で有名な2つのメーカー、「アイビル」と「クレイツ」のカールアイロンについて詳しく書いていきます。

 

どちらも業務用としてセットサロンなどではよく使われていますが、

このメーカーの基本モデルはプロの間でも好みが分かれるくらい特徴に違いがあります。

 

・・・ちなみに僕は、ずっとアイビル派です。

 

最初に入ったサロンではアイビルを使っていて、その後クレイツを試しに使ってみたものの

「毛先がするする抜けて巻きにくいな~」

と感じたからです。

(やっぱりずっと同じものを使っていると手が馴染むので、他のものに変えた違和感のせいもあると思いますが・・・)

 

最近はお客様からも、

「アイビルとクレイツどっちが巻きやすいの?」

と質問を頂くことがあるので、基本モデルの「アイビル」と「クレイツ」、2つのアイロンの特徴巻きやすさの部分に焦点を当てて書いていこうかなと思います。

 

これから購入を考えている方の為になるような、実際に使ったからこそわかる部分も書いていきますので参考にしてくださいね。

 

スポンサーリンク

 

アイビルとクレイツ

前提として、どちらのメーカーのアイロンも基本的な機能に問題はありません。

 

ただ、どちらも挟む強さ・本体の重さ・プレートの滑りなどが全く違うので、好みがとても分かれる所です。

そのため、自分のスキルや髪質に合わせて選んで頂くといいかと思います。

 

アイビルの特徴

まずアイビルは、重さがしっかりとしていて手に持った時に安定感があります。

 

そして、プレートの髪を挟む力が強いので、しっかりと髪を挟んでくれます。

ツルツルした髪質でもしっかり挟んでくれるので、髪の毛が逃げづらく扱いやすいです。

 

ですが、しっかりと挟んでくれるおかげでプレートの開閉操作(髪を巻き込む時にレバーを浮かす操作)をしないと髪の毛がスムーズに巻き込めません。

慣れていないと操作がちょっと面倒に感じるかも?

 

プレートの滑りはクレイツよりも若干悪いですが、巻きやすさに影響が出るほどでもないので気にする必要はないかと思います。

 

 

そしてアイビルは温度調節がダイヤル式なので、使っているとダイヤルをいじってしまう時があります。

 

慣れてきたらそこには一切手は触れないのですが、使い始めの時はうっかり手が触れてしまって、温度を知らず知らず操作してしまう事もあります。

 

お値段はクレイツよりも若干安めです。

 

クレイツの特徴

クレイツのアイロンは重さが軽いので、手にもっている感が少なく安定感に欠けます。

重さのあるアイロンに慣れていたら違和感を感じるかもしれませんが、持ち運ぶ際には便利なので、そこまで気にする部分でもないのかなと思います。

 

しかし肝心の挟む力は弱いので、毛先が逃げやすくて慣れないと髪質によっては巻くのに苦労するかもしれません。

 

ですが挟みが弱いおかげで、開閉操作をあまりしなくてもスルスル髪の毛を巻き込んでいってくれる所はとても扱いやすいです。

 

開閉操作に気を取られない分、巻く方向に集中できるので、器用さに自身のない方はコチラの方が巻きやすいと感じます。

プレートの滑りは、アイビルよりもよく滑ります。

 

お値段はアイビルよりも若干高め。

 

スポンサーリンク

 

アイビルとクレイツの特徴まとめ

ここで一旦、おおまかな特徴をまとめておきます。

 

アイビル クレイツ
  • 重さがあるので、持った時に安定感がある
  • 重さが軽いので、扱いやすく持ち運びにも便利
  • プレートの挟みが強いので、髪が逃げづらい
  • プレートの挟みが弱いので、毛先が逃げやすい
  • 巻く時には、開閉操作が必須
  • 巻く時の開閉操作は最小限で巻ける
  • プレートの滑り具合はほどほど
  • プレートの滑りはすごく良い
  • 温度調整がダイヤル式なので慣れないうちは触りやすい
  • お値段はアイビルより若干高め

 

アイビルとクレイツどっちを選ぶ?

 

どちらも業務用としてのスペックを満たしているくらいなので、どちらを選んでも間違いはありません。

ですが初心者の方がセルフで巻く場合は、よりご自身の髪質にあった方を選んだ方がいいので、その辺りを補足していきます。

 

まず、

ハリ・コシが強く、硬い髪質の方

→髪が逃げやすいので、しっかりと挟んでくれるアイビル

をオススメします。

 

アイロンの開閉操作は慣れないとちょっと難しいですが、使っていれば必ず出来るようになります。

 

開閉操作は他のカールアイロンを巻く時にも役に立つので、これが出来るようになればどんなメーカーのアイロンでも巻けるようになっていくはずです。

 

 

猫っ毛のような柔らかい髪質の方

→髪の毛が巻き込みやすいのでアイビル・クレイツどちらもOK

 

ですが、アイロン操作に不慣れな場合はクレイツを選んだ方がいいです。

クレイツは巻く時の開閉操作が少なくて済むので、コテを回す方向に集中でき、失敗が少なくなると思います。

 

ちなみに、毛先をわざと逃がして巻く巻き方もありますが、そういった巻き感が好きな場合も、毛先が自然に逃がしやすいクレイツをおススメします。

 

 

おわりに

プロでも好みが分かれる、アイビルとクレイツのカールアイロン比較でした。

 

まとめると、

  • アイビルは挟む力が強い為、ハリ・コシのあるしっかりした髪質の方におススメ。
  • クレイツは挟む力が弱め、その代わり髪の毛が巻きこみやすく全くの初心者でも巻きやすい

です。

 

ある程度アイロンに慣れていくと、どちらを使ってもそれなりに巻けると思います。

 

が、全くの初心者の方があってないものを選んでしまうと、それだけで最初のハードルが上がってしまいます。

もしあなたがアイロン初心者ならば、自分にあった使いやすいアイロンを選んでいただきたいです!

 

どちらも手頃な価格帯でとてもいいアイロンなので、参考にしてみてくださいね!

 

初心者の方に向けて、髪を巻くために知っておくべき知識

 

様々なサイズのアイロンの「仕上がり比較」が知りたい方へ

 

注目の「髪が傷まない高級ヘアアイロン」を使った感想

 

スポンサーリンク